オンデマンド指向のスカパーWC放送


・スカパー、サッカーW杯独大会放送権料で電通と合意
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20050516AT1D1608516052005.html

2002年のFIFAワールドカップで100億円を超える放送権料を支払って全試合生放送を行ったスカパーでは、来年開催される2006年ドイツ大会でも全試合の放送権を獲得した。ただし放送権料は、前回の10分の1以下の十数億円だという。

高騰する放送権料をやりくりするため、全64試合を再放送で1回だけ放送するという条件での合意のようだ。マルチアングルなどのオリジナル映像も取り入れて、全10チャンネルで盛大に生放送していた前回と比較すればあまりに地味だが、日本時間で深夜から早朝に開催される競技を、あえて「ライブで放送しない」ことで、ビジネスの規模に見合う買い物をおこなったということだろう。(高く売れなかった電通は残念だろうが)

地上波についてはNHKと民放で構成するJCが140億円で放送権を取得しているという。2002年大会では全64試合のうち地上波で放送されたのは40試合(この40試合はBSデジタルでも放送)。今回も、地上波ですべての試合が生放送されるわけではないだろうが、グループリーグのキックオフ時刻は日本時間で22:00、1:00、4:00の予定となる。22時からの生放送は十分に魅力的だ。しかしスカパーは費用対効果の判断を、地上波と競合するライブより「全試合放送」と割り切ったわけだ。

ライブという「祭り」にオンタイムで参加できる視聴者はその都度無料の放送局を選んで視聴すればいいし、自分が見れる時間にサッカー「コンテンツ」を楽しみたいユーザーは、スカパーの放送をまとめて録画しておけばいい。同じコンテンツフォーマットの映像が全部揃ってライブラリになっているから、そこから選んでじっくりと観戦できる。

HDレコーダーの普及をうけて、人々がテレビ視聴に使う可処分時間のパターンは多様になっている。今回のスカパーのプログラムもある意味オンデマンド指向のコンテンツといえるだろう。スカパーのサイトを見ると「Ready for 2006!~スカパー!サッカーフォーメーション~」として、FIFAワールドカップを頂点に、コンフェデや地区予選、ワールドユースや解説番組など総合的なサッカーコンテンツで、ライブという祭りは地上波にまかせて厚みのあるストーリーを構成しようとしている。


ちなみに、最近報道されたWOWOWの動向もオンデマンド放送を目指すものだ。
サーバー型放送を申請へ WOWOWがBSデジで

でも、これって去年ひっそりと消え去った“世界初の蓄積型双方向放送”「epサービス」と同じようなものでは?

ほかにも、TEPCOひかりが東芝製のHDレコーダーを使っておこなっている「ひかりdeDVD」サービス(なんちゅう紛らわしい名称)実験など、さまざまな取り組みが行われているが、ハード的な仕組みがオンデマンド放送というのではなく、ユーザーが「見たい」と思ってアクションをおこしたくなる魅力のあるコンテンツの企画にも力をいれてほしいものだ。
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by radionova | 2005-05-17 22:45 | Media
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