![]() これで最後のエントリ。この1ヶ月NATURAを手にして、久しく忘れていた写真を撮る面白さを思い出した。時間がなくて特にどこかに撮影に行くということもできなかったのだが、普段の生活の行動範囲のなかの見慣れた風景を、ちょっと個性的な絵にしてくれるNATURAがとても好きになった。 目の前のシーンを、ぎゅっと濃縮してそれっぽく見せてくれる「ナチュラ絵」。何も考えずにシャッターを押すだけで、ピンボケだったり明るすぎたりしても、なんだかそれなりの雰囲気が切り取れる。それがこのカメラの良さだ。機能的にはいろいろと気になるところはあるけれど、NATURAの魅力はこのユニークな絵作りと、夜でも昼でも手持ちでポンと撮れるお気軽さにつきると思う。 今までまともに撮ったことのない夜の写真をはじめ、相当無茶なシチュエーションでの撮影が結構面白く、また、最近の高感度のネガフィルムのクォリティの高さにも驚いた。フジフィルムさん、楽しい体験をさせていただきホントにありがとうございました。 ■NATURA Web Monitor エントリ一覧 http://basyo.exblog.jp/i12 ・NATURA: Web Moniotor ・NATURA: 本体デザイン&インターフェース ・NATURA: もう少しファインダーについて ・NATURA: Night and Day! ・NATURA: 独特の距離感 ・NATURA: 近距離の質感 ・NATURA: 光源を入れて ・NATURA: オーバー気味 ・NATURA: ひなまつりなので ・NATURA: NATURA1600フィルム ・NATURA: ISO400フィルムで撮る ・NATURA: 「駅の横顔」 ・NATURA: 「京都の夜」 ・NATURA: 「梅田の夜」 ・NATURA: 「静かな空気」 ・NATURA: 「街角の楽しさ」 ・NATURA: 「ナチュラ絵」 ![]() 思いっきり夕日を真ん中に入れて撮ってみたら、いい具合に周囲が暗く写った。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 壁に映ったユリの花の影が面白かったので撮ってみたのだが、引き出しの影に置いてあるレリーフの陰影がキレイに出ているのに驚く。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() あの光で、なんでこんなに明るく写るんだろう。もうすこし暗かったら高架下の雰囲気がもっと出るんだけど。 ![]() レリーズを押してからレンズが動き、シャッターが切れるまでのタイムラグがあるので、動いている人をいい位置に収めるのがちょっと難しい。 ![]() 夜だって色はあざやかに写る。きれいすぎるくらい。 ![]() だから、こんなシーンは面白い。 ![]() 向こうに見えるのは梅田のランドマーク、HEPの観覧車。 ![]() 近くからだとしっかり写りすぎ! ちょっと味気ない。 ![]() 石造りの灯ろうからもれる光だけ、これでホントに手持ちで撮れる!暗くてピントが合っているかどうかわからなかったけど、出来上がりはこの通り。 ![]() 道にあかりを並べるだけの花灯路というイベント。でも、それだけがいつもと違う気分にさせる。 ![]() ![]() クリスマスではありません。NATURAで撮ると実物より光の色がカラフル。 ![]() 去年の暮れに、ここをデジカメで撮ろうとして、ボケボケ、ブレブレだった。こんな風に、あっさり、くっきり写ってしまうとちょっと拍子抜けしたり。 ![]() 実際はこんなに明るくないけれど、どこまで写るかな、と撮ってみた1枚。ビルのファサードも、丸い月も、ほのかに照らし出された街路樹の枝もなんか面白い。
ということで、ここからはNATURAで撮った作品を。いつも通る道の端の見慣れた風景を再発見。
![]() 全面的な建て替え工事が予定されている阪急梅田。この夏から工事が始まり、このエレガントな空間も消え去ってしまうのかもしれない。 ![]() ちょうどホームの屋根の間に並んで顔を覗かせる西梅田のビル。日暮れとともに暗くなる空に溶け込み、その色が濃くなるとまた光をまとって浮かび上がる。 ![]() ファインダーでは中心に入れたつもりだけどかなり偏って写っていた。ちょっとトリミングしたけど。 ![]() ISO1600とは思えないほどしゃきっと写ったジオメトリックな壁面とオブジェがヘンになまめかしい。この広角レンズならではの絵。 ![]() ノンフラッシュのスナップ撮影を提案するNATURAは、ISO1600のフィルムを入れた時に、自動的にNPモードというノンフラッシュモードに切り替わる。でも、もうちょっと感度の低いフィルムでもノンフラッシュで撮ってみたいではないか。ISO400のフィルムで試してみる。 写真はファサードが電照になっているビル。夜でもこんな写真なら全然大丈夫、NATURAらしい繊細な階調がキレイな色で出ている。ちょっとした街の風景を撮るなら400でもいいかなという感じだ。 ![]() そしてこの写真。夕刻とはいえ充分明るい時間なので油断していたら、フラッシュが焚かれてしまった!NATURAでは、NPモードでない時には、フラッシュ禁止に設定していても、いったん電源が切れると初期設定のフラッシュモードに戻ってしまうのだ。電源は5分たったら切れてしまう、NPモード以外では撮ろうとする度にモード設定をしなくてはならないのだ。ノンフラッシュ写真のよさを前面に押し出してPRしているんなら、他のフィルムでも安心して撮らせてくださいよ、フジフィルムさん! ![]() ![]() このレンズの面白さ、他のフィルムでも気軽に撮りたいなあ。 ![]() ISO1600のネガフィルムなんて特殊なもの。そう思っていたのだが、NATURAは「気軽に使うISO1600のフィルム」を提案している。フィルム売り場では異質のやさしいデザインのパッケージ。24枚撮りのNATURA1600で実売1本400円ちょっと。この値段でこの画質なら全然使える。 このフィルム、NATURA以外のカメラで使ってみたらどうなのか、ちょっとやってみた。古いカメラだが単焦点コンパクトのCONTAX T2。ピントがピシッと合うといい色で粒子の粗さも気にならない。 ![]() ![]() NATURAのサイトでは、ほかのカメラでノンフラッシュ撮影をする際「+2段の露出補正にセットする。」ようにという指示があるが、これでは露光過多になりそうな感じもする。NATURAカメラでの露光オーバーはそれなりの雰囲気があるのだが、ほかのカメラの場合味のない露光過多になってしまうこともあるので様子をみながら設定したほうがいい。 ![]() ![]() この写真は曇りの夕方、指定より少し抑え気味のプラス露光で撮ったもの。やはりオーバーだが、硬く写るこのカメラで、飛び気味の部分でも繊細な階調はきちんと出て精密に写っている。2005年の風景とは思えない雰囲気の味が出ているのが面白い。ちなみにこれらの写真は富士フィルムのサービスでデータ化したもの。 ![]() 駅の近所にある不思議なギャラリー。深夜のウインドゥからもれる真っ赤な光に、何かと思うと小さな雛人形がたくさん並んでいた。 ![]() このカメラは、シャッターを押すだけ。露出の調整さえできないので、どんな風に写るかはカメラ様におまかせ!なのだが、傾向としては露光がオーバー気味になって、暗い場所ならではの雰囲気が出ないことも多い。(特に明暗の差がないとき) NATURAのWebサイトに掲載されているNPモード(ISO1600)露光制御プログラムテーブルを見ると、ノンフラッシュの場合、かなりオーバー気味な露出補正がされているようだ。多分、レンズの特性とあわせて、これで影の部分の階調などを出しているのだろう。 上の写真は、雨の夜、古い建物のガラスブロックに映るクルマのライトが面白かったので撮ってみたもの。撮りたかったイメージは下のようなギラッとした感じなのだが。 ![]() 次の写真は、古いビルの片隅の薄暗い感じが出したかったが、結構さわやかに写ってしまっている。このオーバー露出、人物スナップを撮る時などは、顔が明るく写っていい感じなのだが、できれば、露出補正機能か、モード設定が欲しいところだ。 ![]() ![]() ※もうすぐ出る NATURA BLACK F1.9 には露出補正機能がついているらしいのでちょっと期待。 < 前のページ次のページ >
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