カテゴリ:Art( 5 )
もらいもので楽園への旅
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最近のもらいもの。楽園セット。CDは非売品

古くからの友人から唐突に本が送られてきた(いつものことだが)。80年代から、南の海などの「楽園」を作品にしている三好和義さんの写真集。三好さんは坊主である友人の寺の檀家だということで以前から一緒に仕事をしたりしている。

四国八十八ヶ所の写真集『巡る楽園』。この作品もやはりテーマは楽園だ。異様な迫力で切り取られた寺や仏や風景が、現代にありながらこの世のものではない「異世界」を感じさせる。ここでいう楽園とは巡礼の地、四国そのものなのである。眺めているだけで精神がトリップするすごい写真集だ。
四国遍路の中にあるのは宗派によって近代的に運営されている仏教や、神社本庁によってコントロールされている神道にはない、もうひとつ奥の世界、そういう神話的な世界です。自分たちがどこから来てどこへ行くのかという神話を失っている時代に、四国遍路は宗教以前のものになっている。
と、この本のなかで友人が言っているように、四国という地の神聖なる物の怪を写し取っている三好さんは真の楽園写真家だと感心する。

この本をめくるときのBGMは、もうひとつのもらいもの。年末のイベントでDJをやっていた ART ROCK NO.1 さんのセレクトCD。ちょっと古臭いテイストのカワイイ曲がハッピーな気分にしてくれる。

・楽園的ミュージックのセレクトショップ
ART ROCK NO.1
・我々が追放された楽園=彼岸、四国の写真集
三好和義写真集『巡る楽園』
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by radionova | 2005-01-11 00:54 | Art
彫刻ちゃうて
ロイターってアホ?
ピカソの名作、便器の彫刻に負ける
元記事はまとも。Toilet voted most influential modern art work
ロイター日本がアホに決定!
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by radionova | 2004-12-03 01:40 | Art
ミーハー・アカデミック
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たけし教授に、東京芸大新設の大学院映像研究科
あー、やっと日本でもこういう動きが出てきた。国家事業として、金になるコンテンツを作るためのハイエンド教育には、アカデミックなだけじゃなく、こういうキャッチーな仕掛けがやっぱり要るだろう。

たとえば、ハリウッドのお膝元、 USC(南カリフォルニア大)School of Cinema-Television の施設を見てほしい。

George Lucas Instructional Building
Marcia Lucas Post-Production Building
Steven Spielberg Music Scoring Stage
Johnny Carson Television Stage
Robert Zemeckis Center for Digital Arts

映画界、テレビ界のスターたちが冠となった建物や施設がズラリと並ぶ。どれも地元ハリウッドのための人材育成をねらったドネーションだ。地場産業と結びついた学校教育には、現場のスターがはたす役割が大きい。
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by radionova | 2004-12-03 01:10 | Art
テンプレ・デュシャン
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見るか、やめとくか。悩んでついに見た。デュシャン展。

万博公園から中ノ島に移転オープンした大阪国際美術館。実は常設展と館内はチェック済みだったのだが、企画展のほうを見るか迷っていた。見たら減る んじゃないかと恐れていたのだ。

デュシャンは私のアイドルだ。私にとって好きなアーティストやプレーヤーというのは、イコール作品やパフォーマンスで、その成果を離れた個人についてはそんなに興味がない。しかし、デュシャンだけは、そのパンクな存在そのものがカッコイイのだ。それは、デュシャンに「鑑賞すべき作品」というものが少ない、エポックメーキングな「作品」の多くがそれを鑑賞する意味をもたないからというのもある。パンクはアティテュードだ とすれば、デュシャンの魅力も、その 作品より彼の芸術に対峙する姿勢なのだ(と勝手に思っている)。

つまり、なんだかだ言って「半端な作品を見たら目が腐る」とか「せっかくカッコいいデュシャンの行為が普通の美術館展示になってたらヤダ」という低レベルな話なだけだ。

数少ない「鑑賞」できる作品「階段を降りる裸体」は名作の風格が漂う。しかし東大の「大ガラス」、京都近代美術館の「レディメード」群、プロジェクターで映し出した扉の向こうの写真を立体めがねで覗く「遺作」をどう見ればいいのか。いつか、フィラデルフィアで見るのが夢だった「遺作」をこんなので見ていいのかよ?でも、これもデュシャンだ。思いっきりデュシャンだ。作品?そんなものどうだっていいじゃないか。意味ねーんだよ。

最後のコーナーには、多くの作家のデュシャンへのオマージュ作品が並ぶ。それらは、デュシャンがやってきたパンクな行為のイコンを自分たちの手法と発想で踏襲した高度な「複製作品」だ。要するに2chでやっている「テンプレ芸」のアート版で、テンプレとなっている元の作品は、骨子だけだったり、オリジナルがよくわからなかったりしているものだ。なるほど、中身が空虚なテンプレートこそ革新であり真髄であるということがこのコーナーでイヤというほど分かる。やはり偉大だ。デュシャン。

会場は、早い時間にもかかわらずかなりの人出で、現代美術に詳しい人たちや、親子連れ、年配のカップルなどが、それぞれ楽しげに鑑賞していて、明るい雰囲気がいい感じだった。新しい美術館のこけら落としとして、幅広い観客に、現代美術の展覧会で何を感じればいいのかを提示するいい企画だと思う。

個人的には、日本にある引っ張ってきやすい作品を集めたなという感じはあったが、グリーンボックスやホワイトボックス、作品トランクなども見られて楽しかった。遺作は、立体的に見せるなら「落ちる水」の動きを見せてほしかった!
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by radionova | 2004-11-30 01:43 | Art
八木一夫展
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没後25年の大回顧展。多くは個人蔵である300点もの作品を集めた京都国立近代美術館、チカラ入ってる。五条坂に生まれて五条坂で死んだ八木一夫は、土や陶芸というものを生活に即した身近なものとして知り尽くしている。

革新的な作品といわれているザムザ氏の散歩を制作中の写真はアトリエではなく、清水焼をはじめ京都で自営業をしている家の作業場だ。土の持ち味、扱いに困ること「こんなことやってみたらオモロイやろ」というアイデアを次々と自然体でアバンギャルドな作品に仕立てているのは見ているほうも爽快である。

土の造形、焼き物の表情は多彩で、量産品の陶器へのユーモラスなオマージュなどの遊びもところどころに。素焼の作品はこんがりとおいしそうでさえある。また、作品の作成時期ごとに取り入れられているその時代の雰囲気がちょっとずつ早い。48年ごろの作品のイメージは50年代の量産デザインで見かけるパターンという具合だ。

下村良之介先生が自身の師であると語っておられたのが、辻晉堂、八木一夫といった人々。なぜ彫刻家や陶芸家?と思っていた疑問がすこし解けた。視点、発想、造形力の柔軟さと強靭さは陶芸家というジャンルでくくるべき人ではない。

常設展のほうではパンリアルの初期作品も展示されており、若き日の下村先生の絵に対面することができたが予想外の収穫だった。

[Memo]パンリアルの誕生は1949年?5月の藤井大丸4F催会場だとか
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by radionova | 2004-10-11 23:50 | Art




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